役立つソフトウェア

自動観測ソフトウェア(HROFFT)をはじめとし,観測を支援してくれるソフトウェアがあります。みなさん限られた時間で観測や集計を行っていますので,これらを活用し効率よく実施してください。





HROFFT

大川一彦氏が開発し,Windows上で動くソフトです。HROFFTには様々なバージョンがあり,ステレオチャンネルとしてL-chとR-chを別にFFTする2チャンネルのHROFFTもあります。なお,配布については大川氏のご希望により,ダイレクトメールでのやりとりとなります。

HROFFT ver1.0 動作環境
CPU Pentium 133MHz以上
メモリ 64MB以上(OS等に必要な量は含めず)
OS (動作確認済)
Windows95,Windows98,WindowsMe,Windows2000,WindowsXP,Windows7Starter, Windows8, Windows10
(動作しない・不安定)
Windows Vista(全バージョン),Windows 7(Home, Professional, Ultimate)
近年,大川氏との連絡が取りにくくなっております(実際私も現在有効なメールアドレスを存じ上げておりません).従って,これから観測をされる方は,MROFFTをご利用ください.パソコンスペックは近年のスペックがあれば全然問題ありません.ただし,SDRと一緒に動かす場合は注意しましょう.(ご参考:「電波観測を始めよう(パソコンの用意)」)
うまく動かない場合は,互換モードでWindowsXPあたりにするとよいでしょう.(参考:コラム:HROFFTは動作を停止しました
・動作環境については,動作が確認できたものであり,動作保証ではありません.
・サウンドボード等のハードウェアに依存する場合があります.
・Windows8や10でも動作しますが,時々ファイルの書き込みエラーなど,止まることがあります.

MROFFT

山本道成氏が開発したHROFFTの後継バージョンです.HROFFTが入手困難になる中で,フリーでダウンロードできます.ただし,フリーのため,きめ細かなサポートはありませんのでご注意ください.使い方はHROFFTとほぼ同じです.Windows上で動作します(Windows10まで動作確認済みです).なお,画面上のヘッダ部分に情報を入れるには、Header.txtとCreate.txtが必要になります.様式も置いておきましたので,MROFFTをダウンロード後,こちらの必要ファイルもダウンロードいただき,MROFFT.exeと同じフォルダに入れてください.テキストファイルの内容を編集後,MROFFT.exeを起動してください.

HROview

山本道成氏が開発した,スライドショー兼HROFFTカウント用ソフト。つまり,スライドショーとして画像を見ながら数を数えて打ち込んでいくことができるソフトです。その打ち込まれたデータはカンマ区切りのCSVファイルとして保存され,MS-Excelなどの表計算ソフトに取り込み事もできます。動作は,Windows系のいずれのバージョンでも動作しています.ただし,まれに画面表示上で正しく表示されない(表示が一部つぶれる)場合もあります.

HROreport

HROviewが出力するCSVファイルからテキストファイルや60分毎のCSVファイルを作成するソフトです。よく見るテキストの報告はこのソフトで出力できます。世界共通フォーマットにも対応しており,どのタイプを出力するか選択することが可能です。動作は,Windows系のいずれのバージョンでも動作しています.

MROview

有田氏が開発した、HROviewとよく似たソフトです.HROviewとの違いは,hrodata.csvだけではなく,report10.csvとreport60.csvまで出力できる点や,画面上でダブルクリックすると,その時刻を打刻できる点があります.特にエコーの出現時刻を記録していくときは重宝するでしょう.なお,MROviewが出力したhrodata.csvもHROreportで読み込ませることはできます.